エルバフでは巨大な戦いはラグナロク?|巨大な戦いはラグナロク?
巨大な戦いはラグナロク?
今はエルバフに潜伏しているという南の海出身の巨人族であるサウロは海軍中将時代にエルバフの巨人族を粗暴と表現し、巨人族はみんな同じだと思われるのは心外だと言っていました。
それはおそらく100年前の時代に巨兵海賊団が暴れ回っていた事に起因する一般的な印象という話なんでしょうが、エルバフの巨人達は粗暴というわけではなく、誇り高い戦士の一族であるというのはリンリンの過去編から伺えますよね…
彼らは先程書かせて頂いた死後もヴァルハラで訓練している兵士達のように日々苛烈な訓練で己を鍛え上げているようです。
幼いハイルディンは巨兵海賊団に入るのを目指して訓練していたようですが、おそらく彼らが強さを求める理由は別にあるのではないかと思います。
ヴァルハラの兵士達は来るべき終末の日…神と巨人族の戦い、神が死と滅びを迎えるというラグナロクの戦いに向けて訓練しているわけですが、エルバフの巨人達もおそらくそういう巨大な戦いに向けて訓練しているのではないかと思います。
過去に白ひげやおでん様が言及している『巨大な戦い』に関する言い伝えがエルバフには存在し、それがエルバフが戦士の国であるという性格を持つ根拠みたいになっているのではないかと思います。
それは今の時代となっては迷信みたいになっているかも知れないですが、太陽を信仰し今だに断食という宗教儀式を行っているエルバフの巨人族が強さを求める理由がそういう迷信的なものにあるとしても不思議ではないように思いますし…
そうだとしたら、エルバフでは『巨大な戦い』が『ラグナロク』として言い伝えられている可能性があると思います。
ラグナロクは神が死と滅びの運命的を迎える終末の日であるわけですが、今の時代でいう神とは即ち『天竜人』ですよね…
エルバフでは天竜人達がラグナロクによって滅びるというような言い伝えがあったりするのかも知れない…