ベガパンクとエッグヘッド喪失世界政府は人間兵器を管理できるか?|何よりも不都合の排除?
何よりも不都合の排除?
サターン聖は『歴史を探究する者』『失われた種族の血を引く者』『古き神を呼び起こした者』を不都合と言っていて、それがサターン聖がバスターコール発令を決断した直接的理由だというのは間違いないと思います…
その三つの不都合を排除する為ならエッグヘッドの犠牲もやむなし…というか『やむなし』という風でもなく、サターン聖は明らかにエッグヘッドを『いらないもの』として認識しているように思えます。
ヨークはマザーフレイムを作る為、できるだけエッグヘッドを壊さないで欲しいという感じでしたが、サターン聖はそれを完全に無視していますね…
サターン聖がエッグヘッドにやってきたのは五老星を代表してという事でしょうし、ひいてはイム様の名代という意味もあるかと思います。
ですから、サターン聖は最終的な判断を一任されているのだと思います。
でないと、他の五老星に相談したりイム様にお伺いを立ててない事にはサターン聖だけの判断でバスターコール発令は不可能なはず…
しかし、やはり五老星達はイム様がマザーフレイムを所望しておられると言っていましまから気になって仕方ないのですが、サターン聖の決断の速さを見るに、やはり何よりも不都合の排除が優先だというのはイム様と五老星の共通認識だったりするのかも知れないですね…
中でも、避難船まで沈めるというオハラと同じ徹底ぶりから空白の100年の秘密を守るというのが一番重要なんでしょう…
人類の進歩や古代兵器を自在に扱えるようになる事よりも、空白の100年の真実と巨大な王国の思想を隠し通す方が世界政府の安泰に繋がるという事なんでしょうね…