イム様は何故世界政府を作ったのか？｜支配と平等
支配と平等
イム様は人間の世界は人間だけでは収まりがつかないものと考えていたのではないかと思っています。
人間とは全ての種族を含めた全人類という意味ですが、人間同士が支配者と被支配者になる世界の構造では争いが絶えないし、同じ人間ですから戦えば勝てるというような思考が生まれ支配者に反抗する勢力も現れるかと思いますが、人間以上の存在に人間が支配されていたとしたら、話は変わってくるかも知れないですよね…
それでも反抗勢力は生まれるかと思いますが、大半の人間は人間以上の存在『神』からの罰を恐れて反抗勢力を悪だとみるようになる可能性は高い…
それには神が圧倒的な力を持っている必要がかるわけですが、それを持っているのは今の天竜人達を見てもわかりますよね…
神が人間を支配するに、全てを平等とし一つにまとめた方が支配しやすいと思われます。
世界政府のような組織は、それこそ神からすれば全ての人間を管理するには非常にやりやすい形であるでしょうし、その組織が拡大すればするほどに自分達の権力はさらに大きな物になるでしょう…
天上金制度も必要以上に地上の国々に軍事力や財力を持たせない政策だと思えますし、世界政府の法律で色々な禁止次項を作れば加盟国は横並びで従わねば悪になってしまいますから、世界政府はやはりイム様達にとって都合のいいものであり、それを意図して作ったとしか思えない…
地上の人間全てを平等に神の奴隷とする事でイム様達に都合のいい偽りの平和を作り上げたとしか考えられないです…
