バッカニア族が犯した罪は自由平等の思想の流布?|不都合な思想を持つ者の根絶
不都合な思想を持つ者の根絶
過去にも色々と書かせて頂きましたが、おそらくジョイボーイ、バッカニア族、巨大な王国は太古から続いてきただろう王侯貴族が民衆を支配するというような世界の在り方を完全に否定し自由平等な新たな世界の在り方を目指すような思想を持っていたのだろうと思います。
また、悪王に支配され苦しんでいる民衆を救い解放するというような、今の革命軍に似たような活動もしていたのではないかと思います。
また、巨大な王国とは一つの巨大な国家というよりは一つの思想に賛同する国や種族が集まった共同体…今の世界政府に似たような組織だったんじゃないかと思います。
それに対抗したのが当時の支配者側であるイム様と最初の20人の王達であり、両者は世界の在り方に対する覇権を争い100年もの長きに渡り戦ったのではないかと思います。
結果、イム様達が勝利し、巨大な王国はその思想もろとも跡形もなく消え去った…
先程も書かせて頂きましたが、思想というものは捨てろと言われて捨てられるものではなく、それを不都合と感じたなら武力をもって根絶するしか道はないと思います。
少なくとも、今の世界の在り方を見るに、イム様達はそう考えたはずです。
また、王侯貴族が支配する世界が正しいという思想を更に強固なものにする為には、イム様達は王侯貴族以上の存在『神』になったのだと思います。
神が正しいとしているのですから、その思想は絶対の正義となり得るはずですからね…
また、くまが持つ自由平等と民衆解放の思想はバッカニア族の思想そのものだと思いますが、それはやはり革命軍の思想とも一致しているでしょう…
そのように思想というものは800年経っても根絶できないものであり、ある意味、イム様達の戦いはまだ終わっていないとも言えますよね…
もしかしたら、それが五老星達が言っていたマザーフレイムの力を自在に使えたなら永かった戦いも終焉を迎えるという言葉に繋がっているのかも?