くまの人生は世界の縮図!?|自我と思考を奪われた世界
自我と思考を奪われた世界
ONE PIECE世界の民衆は天竜人に支配されていて、天竜人達から見れば一人の漏れもなく全てが『奴隷』…
天竜人と遭遇してしまった事で理不尽に命を奪われたり奴隷にされたり、また、一生遭遇せずに済んだとしても天上金制度は一生付きまとうという状態ですよね…
しかし、天竜人の支配からはどうやっても逃れる事はできない…
天竜人の財力と武力と権力にはどうやっても敵うはずがないというのが一般的な感覚でしょうし、歯向かえば命はないわけですから、現状を受け入れるしかない…
それは自我の抑制であり、思考停止ですよね…
天竜人達はくま個人だけでなく、その強大な力で自我と思考を奪っているんですよね…
ワノ国ではカイドウと百獣海賊団がそういう状況を作り出し、兎丼の囚人だった侍達はまさにそういう状況でした…
理不尽に虐げられる世界を耐えて生きるには自我を殺し思考を停止するしかないと思ますが、もしかしたらイム様と五老星は意図的にそうやって民衆から自我と思考を奪ったのではないでしょうか?
人々が自ら自我と思考を殺して生きるような状況を作れば、それは世代を経て民衆に浸透し誰も天竜人また世界政府に歯向かわなくなる…
現実世界風に考えると世界政府が強烈なブラック企業で民衆は社畜というような関係…
また、人々はそれを『平和』だと感じるようになるのは、兎丼の囚人達のルフィに対するセリフで明らかですよね…
世界政府は民衆に自我と思考を持つ事を許さない…そんな方針で政治を行なっているのではないでしょうか?
だとしたら、革命軍の戦いは単純に天竜人と戦うだけでなく、民衆の自我と思考を取り戻すという意味もあるのかも知れない…