サウロはどんな役割を果たすのか?|オハラの意思を繋ぐ者
オハラの意思を繋ぐ者
死んだと思われていたサウロがオハラを生き残り登場した事には大きな意味があるように思います。
オハラ事件では古代文字を解読できる考古学者が全滅ということになったわけですが、それでポーネグリフを解読できる者は二度と再び現れないという事になるはずだったものを、サウロが自分の命を犠牲にし、それがクザンの心を動かしてロビンはオハラ事件を生き延びる事ができた…
物語の中で、サウロは充分に役割を果たしていると思います…
サウロはローの恩人であり彼を生き延びさせたコラさんとよく似た役割を果たしていると思いますが、コラさんは確実に死亡しており、これから再登場する事はあり得ないと思います。
ロビンもローも絶対に助からないはずの運命から救われているわけですが、一人の人間を生き延びさせるというのには、それくらい大変な意味があると思うんですよね…
しかし、サウロが生き延びていたという事は彼にはまだ果たすべき役割が残されているという事に違いないと思います。
もしかしたらロビンが生き残ったのは運命が変わったわけではなく、もともとそういう運命であり、オルビアやロビンと関わる事で運命が変わったのはサウロの方なのかも知れないですね…
サウロはエルバフの巨人達を粗暴と呼び、一緒にされる事を嫌っていたようですが、どういう経緯があったのか、サウロはオハラ事件から2ヶ月後、エルバフの巨人達を率いて考古学者達が湖に投げ込み焼失から守った文献を回収していました…
それがなければオハラの文献は永久に失われ歴史の彼方に消えていったはずですから、サウロの役割はその文献…つまりオハラの考古学者の意思を未来に『繋ぐ』という意味があるように思います。
オハラの意思を『継ぐ』のはロビンであると思いますが、『繋ぐ』のはサウロなんじゃないかと思います…