イム様は何故自分という存在を公表しないのか?|世界政府という巨大宗教
世界政府という巨大宗教
今の世界政府は天竜人という神を信仰し、その教えが唯一の王を頂かず独裁を望まず許さないという虚の玉座という理念だろうかと思います。
世界政府は世界の大半をその勢力下においており、非加盟国は国として認められず、また人権すら認められていないわけですが、それは世界政府という巨大宗教を信仰しない異教徒だという認識に近いのかも知れない…
世界政府には抽象的な存在ではない神が存在し神に逆らえば実際に天罰が下るわけですが、神に仕え教えを守っていれば海軍による加護を得られるという恩恵はあるわけですが、現代では神とその影響力に対する恐怖心から従わざるを得ない状況になっているのが現実…
その流れを見るに、イム様は意図的に世界貴族を神格化し、目に見える神として、また畏怖の対象として君臨させる事で世界を一つにまとめ上げるという手段をとったのではないかと思います。
また、虚の玉座は神の前には全て平等という意識をもたせるものでもあるでしょう…
しかし、それならイム様は最高神として自らの存在を公表しても何ら問題は無かったんじゃないかと思います。
現在は表向き五老星達が最高神として君臨しているわけですが、神は人間とは別格なわけですし、虚の玉座は人間に対して与えた平和の為の教えであり、神はそれに縛られないというような理屈は彼らなら通す事はできるはず…
また、巨大宗教の信仰対象は抽象的であるより現実に存在した方がいいと思うのですが、やはりイム様も自分達が作っただろう虚の玉座という理念に従い守っているのでしょうか?