ドーベルマン中将の立場は今の海軍の縮図|サターン聖からの圧力
サターン聖からの圧力
第1090話では艦隊司令であるボルサリーノがサターン聖の命令で膠着状態打開の為に単独でエッグヘッドに上陸する流れになり、ドーベルマン中将はサターン聖の指揮下にはあれども事実上全軍に号令をかけねばならない立場になってしまいました…
第1089話ではエッグヘッドから脱出した研究員達が乗る船の撃沈を命じられていました。
それが実行されたかは判然としないですが、ドーベルマン中将がオハラ事件を悔いているならあまりにキツイ命令だったはずですよね…
今回の作戦はベガパンク抹殺とヨークの保護またエッグヘッド島をできるだけ無傷で制圧するというものであるはずで、研究員達を虐殺するような事は必要ないはずですが、ベガパンクを抹殺する理由が空白の100年について研究していたという罪にあり、研究員達はオハラの一般市民達と同じ理由で処分される事になるんですよね…
事実関係を確かめる事もせず、とにかく全てを処分して事を納めようとするサターン聖の命令はドーベルマン中将にはトラウマを抉られる事であり、また恐怖も感じているでしょう…
その恐怖というのも、第1090話でサターン聖がエッグヘッドに対する攻撃について、人間は虫と同じで湧い出てきて勝手に増えるものであり、それ故に必要あらば島に味方が残っていようとも皆殺しも辞さないというような発言をドーベルマン中将に対して行い、判断を誤ってはいけないという圧力を加えるシーンがあるようで、絶対に逆らえない存在がそのような考えでいる事を突きつけられると、誰もがこんな事を思うと思います。
これから、一体何をやらされるのだろう…?
天竜人、しかもその最高位にある五老星には意見も出来ないし、どんな命令だろうと従わざるを得ない…
めちゃくちゃ怖いですし、嫌過ぎますよね?
しかし、これが今の海軍の現実なんじゃないでしょうか?