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ボルサリーノが自ら社畜を名乗る理由|ワンピース1090話以降考察

ワンピース考察
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ボルサリーノが自ら社畜を名乗る理由|どっちつかずの正義について

 

どっちつかずの正義について

社畜という表現をするからには、やはりボルサリーノは自分の手でベガパンクを殺すなんて事はしたくないのだと思います。
しかし、そういう私的感情を捨ててまで社畜に徹するというスタンス…

ボルサリーノは人間としての自分と海兵としての自分、どちらとして生きるかという選択を迫られて海兵としての自分をとったとも言えるわけですが、それはベガパンクが自ら世界政府を敵に回すような事をしたわけですからベガパンクの自己責任でありベガパンクが悪いという理屈をつける事で自分の中で私的感情を消化しているものと思います。

しかし、消化しきれるものでしょうか?

捕らえて更生するチャンスが与えられるならまだしも、ベガパンクは即刻処刑されるわけですからね…

それもある意味ボルサリーノに信念が無いと出来ない事だと思います。

ボルサリーノは『どっちつかずの正義』を掲げていますが、それは己の信念を放棄したようなスローガンですよね…

どっちつかずという意味は何に対してどっちつかずなのか判然としないですが、彼が自らを社畜と呼ぶからにはあくまで世界政府を正義としていて、世界政府がやる事は正しく、それに従う事も正しいという考えの現れで、ボルサリーノは自らの意思を世界政府に委ねているものと感じられますが、もしかしたらボルサリーノは善悪という概念や価値観みたいなものには意味が無いと考えているのかも知れない…

どっちつかずの正義というのは、善でも悪でもある正義という意味なのかも知れない…

正義というのは現在の平和と秩序を形作っている組織やルールにあるものと言えると思いますが、それを守る為なら善悪関係なく行動するという意味であり、もしかしたらボルサリーノは平和と秩序を守るという信念は強烈に持っているのかも知れないなと思います…!

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