クザンは海賊として後戻り不可能!|元大将が海賊に感じた魅力は?
元大将が海賊に感じた魅力は?
クザンは海軍を辞めた後は全くのフリーであり一般市民になっていたはずです。
クザンには故郷に帰るとか、どこかに腰を落ち着けて静かに生活するという選択肢もあったかと思います。
海賊達からは怨みを買っていて襲われる事もあったかも知れないですが、そんな命知らずもクザンの生活を脅かすまでには至らなかったでしょう…
クザンが海軍を辞めた理由は意外にもサカズキに敗れサカズキの部下としてはやっていけないという、大義名分みたいなものがあるようなものではなかったようですから以後の人生…自分の命をどう使うかに対しては明確なプランが無かったようです。
また、クザンはやはり自分が元帥となり海軍を自分の理想に近づけたいという想いを持っていて、その想いが果たせなくなった事により海軍にいる理由が無くなったんじゃないかと思うんですよね…
しかし、クザンはやはり『正義』というものについて何らかこだわりがあったものと思われ、ティーチと出会い勧誘を受けた際、ティーチは海賊の正義について口にしていました。
どんな立場にあろうと、どんな行動をしていようと人が自分の行動を正義だというのは自由であり、何が絶対に正しいのかというのは誰にも決める事はできないとも言え、ティーチは以前に正義だ悪だと論じても答えは出ないと言っていましたが、彼がいう海賊の正義とは勝利者こそが正義であるというような意味でしょう…
それについてはドフラミンゴも同じような考えであり、おそらくカイドウもそういう考えだったかと思いますが、クザンはティーチのそういう思想と、それを具現化するようなものだろうと思われるティーチの夢を知り、それに魅力を感じたのでしょう。
ティーチの夢については次項にて改めて考えてみたいと思いますが、クザンは正義を守るというよりも正義を創る事に魅力を感じたのかも知れないですね…
現状はどうやっても天竜人という存在が正義の中心にあり、正義を守るという事は天竜人を守るという事になりますが、天竜人達は人々に何の恩恵ももたらさず、それどころか不幸をふりまくような存在ですから、今の正義は歪んでいて修正も不可能ですからね…
なら、自分達で正義を創ればいいというのも面白い考えじゃないかと思います。