クザンはガープを倒して何を想う?|世界の王
世界の王
ティーチはハチノスを世界政府加盟の国家にしたいという夢を語っていましたが、それを実現する為にコビーという人質を必要としていて、それを取り返しにきたガープを止める為にクザンは戦っていて、クザンもコビーを逃がさないつもりのようでした。
クザンはコビーがSWORDだと知ると人質としては機能しないことをティーチに説明しましたが、ティーチはそんな風には思わないとコビーが人質として機能すると確信していましたが、クザンがコビーの身柄は譲れないとガープと戦ったなら、クザンはティーチの判断に従っている事になりますし、それはまたクザンがティーチの夢の実現に尽力していることを現していると言えますよね…
しかし、ティーチの夢がハチノスを国家にする事で終わるとは思えないですし、彼が目指しているのはロックスと同じ世界の王でしょう…
世界の王になる為には天竜人達すら従えるか、あるいは滅ぼすような事が必要なわけですが、クザンはそれに自分が辿り着いた正義の形を重ねているのでしょうか?
ティーチが世界の王になり、どんな世界を作ろうとしているのかと考えると、もとより正義と悪なんて論じても答えは出ないと断言している男ですから、やはり混沌とした世界を作ろうとしている可能性は高い…
カイドウが作ろうとしていた弱肉強食という世界のあり方も、強者が偉いわけですから、ある意味は厳然とした秩序があるという事になりますが、ティーチはそれすら無いような世界を作ろうとしており、クザンはそこに立場を超えた正義を見出しているのかも?
全ての立場を超越した正義があるとしたら、それは一人の人間の意思を正義とするところにあるのかもしれません…
世界を支配する唯一の存在を正義そのものだとするなら、それは非常にシンプルですし正義の答えそのものですからね…
その正義が悪にしか見えなくとも、それは正義になるわけですから立場を超えた究極の正義があるとしたら、それなんじゃないかと思いますね…
一人の人間が正義そのものとなるような世界が具体的にどんな世界になるのかと考えると途方もなさ過ぎてイメージし難いですが、クザンはティーチの夢に究極の正義の形を見出しているような気がします。
この記事の紹介は以上になります。
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