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英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

ワンピース考察
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英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|悪党製造機

 

悪党製造機

ガープの一番弟子クザンは何の因果か海賊…それも四皇の幹部になってしまい、今ガープと殺し合いを演じているわけですから、それは本物だったわけですが…

ガープはそれに対してどんな風に考えているのでしょうか?

一応クザンには海軍に戻って来いとは言っているわけですが、本気で戻ってくるとは思っていないでしょう…

ガープは海軍の英雄とか伝説の海兵とか呼ばれているわけですが、息子は世界最悪の犯罪者と呼ばれる革命家であり、孫は海賊…それも四皇になってしまった…

師弟関係というものは親子関係とほとんど同じで、肉親やそれに近しい存在を『身内』と呼ぶとしたらガープは身内から三人も世界的な悪党を出してしまっているんですよね…

しかし、ガープはそれについては『わしの立場を考えろ!』というような事は一切口にしないんですよね…
第1087話ではトレーニングの最中にドラゴンとルフィの話をしてクザンにワシがやらせてるみたいじゃないかとボヤいているようですが、基本的には自分の立場を理由に本人達を責めたりはしない…
頂上戦争の時にはセンゴクから身内から悪党が出ている事に『見ろ、またお前の身内だ』とか言われていましたが、それについては無言でした…

海軍の英雄ガープは身内から三人も悪党を出している『悪党製造機』みたいになっている事に対しては、その本人達にも悪党になった事は責めたりしていますが、自分の立場がどうのこうのとは絶対に言わない…

それはガープ自身が立場に拘らない人間である事を意味し、どんな立場だろうともその人間の行いで善悪また好き嫌いを判断しているのではないかと思えますし、どんな立場になろうともそれは自分の意思で決めた事…自分は三人をそういう人間に育てたという意思があるように感じられます。

海賊や革命家は悪であるが、自分の意思でその道を選んだなら、正義の象徴たる自分は然るべき態度で対峙するだけと考えているのかも?

しかし、海軍の英雄の身内から三人も悪党が出るなんて、本当に数奇な運命ですよね…

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