イム様はまつろわぬ民を許さない!?|いらぬものを淘汰した世界
いらぬものを淘汰した世界
ドラゴンはかつてゴア王国のグレイターミナル事件の際、『いらぬものを淘汰した世界に幸せなど待っていない』と言っていました。
それについては過去にも色々と書かせて頂いてきましたが、今になってそのセリフには非常に大きな意味があったと改めて感じます…
世界政府は非加盟国の人権を認めていないという事ですが、おそらく公には存在自体を認めていないのだと思います。
それは元々存在しないという事にされているのと同じであり、存在しないものに人権もへったくれもないという事なんでしょう…
それは世界政府加盟国だけが世界であり、それ意外の存在は無いものとして切り捨ている…
また、加盟国でありながらも世界政府に歯向かう存在は滅ぼされ、元々無かった事にされてしまう…
ドラゴンのいう『いらぬものを淘汰した世界』というのは、未来に行き着くだろう天竜人達を神と崇めて決して歯向かわない者達だけが生き残る神と奴隷の世界という意味なんでしょう…
そんな世界に幸せなどあるわけが無いのは誰にでも分かると思いますが、天竜人の最高位である五老星はイム様に支えてイム様の意思を受けて政治を行っているでしょうし、神の騎士団もイム様の意思を受けてイム様の代わりに天罰を与えるような役割を持つ集団かと思われます。
世界政府の方針はイム様の意思であるというのは明らかだと言えるでしょう…
今の状況を見るに、イム様は単純に全世界を支配したいというのではなく、自分を拒絶する者は残らず殲滅し、隅から隅まで漏れなく自分の意思が染み渡ったコンパクトな世界を作り上げようとしているような気がするのですが、よくよく考えれば、それは800年かけても成し遂げられていないんですよね…
イム様が不老不死みたいな存在なのか代替わりしているのかはまだ分からないですが、それは事実なんですよね…