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ニカのモデルはハヌマーンと斉天大聖|ワンピース最終章考察

ワンピース考察
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ニカのモデルはハヌマーンと斉天大聖|西遊妖袁伝の斉天大聖

 

西遊妖袁伝の斉天大聖

過去にも少し書かせて頂きましたが、ルフィとニカという存在には諸星大二郎先生の作品『西遊妖袁伝』の影響を感じるんですよね…

ハヌマーンは西遊記の斉天大聖・孫悟空のモデルだとも言われていますが、西遊妖袁伝はその西遊記をモチーフにした伝奇物で、主人公である孫悟空は無支奇という大妖怪に金環と金箍棒と共に斉天大聖の称号と共に常に闘争の火種となる運命を背負わされてしまい、一度怒れば一人で数百人の軍隊を全滅させるような戦闘能力を発揮できるものの、行く先々で戦が起こり多くの人が死ぬ事になるという悲劇的な運命に苦しむ存在です。

ルフィもこれまで行く先々で戦いが起こっていますが、その中でも敵を味方に変えるなどの特異な才能を見せています。

孫悟空とルフィは性格がかなり違いますが、その戦いの多くに民衆が絡んでいます。

民衆から遠く離れたところで戦うのではなく民衆と共に戦うというイメージなんですよね…

おそらくニカもそういう存在だったんじゃないかと思いますが、望むと望まざると民衆の想いを背負って戦うという点では同じだと思うんですよね…

またルフィはやっている事は正義の味方としか思えないですが、やはり海賊であり犯罪者でありルフィと関わっていない人々はルフィを悪党としか見ていないでしょう…
孫悟空も優しい性格ながらも決して善人ではないんですよね…
また国からお尋ね者とされているのも一致しているように思います。

ニカはおそらく実在した存在でしょうから伝説が語り継がれているのだと思うのですが、必ずしもルフィと同じような性格だったと言えないでしょう…
しかし、体制に逆らって民衆と共に戦うというのは一致していると思いますね…

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