ジョイボーイは何故宝を残したのか?|ジョイボーイと『思想』
ジョイボーイと『思想』
世界政府は『ある王国』の存在そのものというよりは、その『思想』に脅威を感じているようですね…
空白の100年に起こった戦いは、その思想を巡るものだったんじゃないかと思いますが、それがジョイボーイの思想だったかどうかは定かではない…
その思想が万人が賛同するような理想郷を生み出すような優れたものだったとしても、それに対抗する勢力が現れたという事は、それを受け入れられない人々がいたのも事実であり、ジョイボーイがそれを力づくで実現しようとしていたなら、それは今の世界政府とやっている事は同じだと言えるように思います。
思想を統一しようとしたなら戦いは避けられないものですから、空白の100年という戦いの歴史は、もしかしたらジョイボーイが起こしてしまった戦いであったとも言えると思います。
ですから、やはりジョイボーイが『善』であるとは言い切れないと思うのですが、問題はその『思想』がどんなものだったか、ですよね…
その『思想』を不都合だとしている天竜人・世界政府がその後に生み出した今の世界とは真逆に考えればヒントが出てくるように思いますが、そうやって考えると、やはり国や種族を超越したような自由平等な世界を生み出すような思想だったんじゃないかと思いますが、もしかしたら、何かからの自立みたいなものが謳われた思想だったんじゃないかとも思いますね…
ジョイボーイが残した宝とは、その自立の為に必要なものだったりするのではないか?