世界政府加盟国と非加盟国と人権問題|非加盟国に人権無しという思想
非加盟国に人権無しという思想
アラマキは世界政府非加盟国には人権は無いと断言していました。
世界政府は加盟国だけが人間の世界であり、文明国だと認め、非加盟国は人間の世界的ではなく、そこに人権はなく尊重されるべき文化も思想もないと決めつけている…
非加盟国を貶める事によって重税を強いられ天竜人に抑圧されている加盟国の不満を優越感に変えようとするような方策だと思われますが、海軍大将がそんな事を何の躊躇もなく口にし、世界はそうなっているのだから仕方ないと思い開き直って、非加盟国の人間を虐殺する事に対して罪悪感などないというような恐ろしい姿勢でいる事が、今の世界政府の本質を如実に現していますね…
12前のゴア王国の貴族達はグレイターミナル事件の際に『貴族に生まれてこなかった者が悪い』というめちゃくちゃな思想を子供に教えていましたが、世界政府も全く同じ思想を持っていて、非加盟国が世界政府からどんな仕打ちを受けても、それは非加盟国が悪いのだという事になっているんですよね…
おそらく、加盟国のほとんどの民衆はそんな思想は持っておらず、非加盟国には同情的だと思いますが、仮に世界政府が非加盟国の民衆を虐殺したり国民を奴隷化しても、それに異を唱えたならどんな仕打ちを受けるか分からず黙っているしかない…『気の毒に』と目を瞑るしかないんですよね…
藤虎イッショウはアラマキとは真逆の考え方をしていて、『世界政府は神かなんかですかい?』というセリフを口にしたり、世界政府の不祥事を謝罪したりする行動を見せていますが、そんな事ができる人間は世界にはごく稀でしょう…
そんな状況を作り出しているのが天竜人達ですが、彼らもまた何かにそういう思想を植え付けられ、実践する事を戒律として強いられているようにも感じられます…