ウルージと破戒僧海賊団は呪われた運命を背負う者の集まり?|破戒僧の意味は?
破戒僧の意味は?
自分の力ではどうしよもなく抗い難い不幸、不運というものは人間の心をへし折るに充分な力を持っていますが、そういう苦しみに対する救いを宗教に求める人間もいます。
どんなに死力を尽くしても、それ以上どうにもできないような事に対しては、最早人間以上の存在に頼るより他、道は無いとも言えるわけですが、ウルージと破戒僧海賊団のメンバーは元々、そういう形で様々な宗教に救いを求めた人々だったんじゃないかと思います。
しかし、宗教に救いを求めたとしても救われるとは限らず、何も変わらないような事もありますよね…
そうなると、何かの神を信仰していたとしても、その神の存在に疑惑を感じるでしょうし、また、その教えにも疑問を持つでしょう…
そんな理由で、その宗教の戒律を破ったり、宗教を捨てたりする人々を破戒僧とか言ったりしますが、破戒僧海賊団のメンバーはそんな経緯で破戒僧となり、海賊になったんじゃないかと思いますが、ウルージはクルー達から『僧正』と呼ばれていますが、僧正とは何かの教えを信徒に教える立場の人間であり言い換えれば師匠と言える存在なんですよね…
ウルージ自身、元々は仏教のような宗教の僧侶だった可能性は高いですが、おそらく彼も何らかの不運から戒律を破り、もしかしたら自分独自の考えを元にした宗教を作り出したんじゃ無いかと思え、もしかしたら、ウルージは教祖でありクルー達は弟子であり、彼らは行く先々で布教活動をしていたりするんじゃないかと思うんですよね…