カイドウの人生と思想を振り返る｜自殺癖の理由は？
自殺癖の理由は？
カイドウは自分を殺せるものなどいないと考えていたように見えますが、誰も殺せないなら、自分はどうやったら死ぬのかという純粋な興味から自殺を繰り返していたという可能性もあるでしょう…
ちゃんとした人生の目的を持っているのに、そんな事をする必要はないわけですが、もしかしたら酒癖が悪いカイドウの悪癖の一つだったという可能性も考えられますね…
しかし、もし本当に死んでしまったなら、それで全て終わりなのに、本当に理解し難い…
カイドウは歴史に名を残すような死を迎えたロジャー、白ひげ、おでん様を羨ましく思っていたような雰囲気でしたが、彼らがそんな死に方をしたのは未来に希望を繋ぐ行動だという共通点がありました…
それはおそらく、ジョイボーイという存在にも共通するのではないかと思いますが、カイドウはルフィに『お前もジョイボーイにはなれなかったか…』というようなセリフを口にしていました…
それは自分もジョイボーイにはなれなかったと認めたものだと感じられますが、カイドウは彼らのような強さを持ちながらも、彼らのようにはなれないとか、そういう自分に不足している何かを自覚していて、彼らのようにはなれないという劣等感…絶望に似たような感情を抱いていたのかも知れない…
カイドウはキングに『おれを倒す奴がジョイボーイだ』と言っていましたが、カイドウはもしかしたら、ずっとジョイボーイという見えない敵を超えようとしていたのかも知れないですね…
見えない目標や自分に足りないわからないものを探す旅は非常に辛いものだと思えますが、ジョイボーイやロジャーというもう戦えない目標に対する絶望が、カイドウに自殺癖を起こさせていたのかもしれないと、今は思います…
ルフィに倒されたカイドウがマグマ溜まりの中で無念だったのか、本望だったのか…？
今はそれが気になりますが、もう答えは出そうにないですね…
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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