クイーンとジャッジの関係|コンプレックスの塊
コンプレックスの塊
甲塚はクイーンは女性に対してだけでなく、他にも色々とコンプレックスを抱えるコンプレックスの塊みたいな男だったんじゃないかと思います。
部下達に対しても、能力の足りない者には生きる価値さえなく、唯一役に立てる方法は死ぬ事だという無茶苦茶な事を言っていましたが、それも、自分が自信のある事が強さと科学力だけであり、それこそが人間の価値だと思い込む事によって生まれた歪んだ思想だと感じるんですよね…
自分を否定する人間はモノの価値がわからない無能であり、そんな人間は死んで当然生きる価値無しという考えの元に生きる事によって自分に足りないものと向き合う事から逃げている…
だから、永久にモテる事など無いと思います。
クイーンはかなり財力があったはずですが、それでもお染にフラれていますからね…
自分に何が足りないかより、自分を理解せず受け入れない奴らがダメなんだという考えは、おそらく本質的に人間嫌いも発症しており、それゆえに狂気としか思えないような振る舞いを平気でしてしまう…
自分の身体をサイボーグ化していたのも、人間である部分を少しでも無くし、人間以上のモノになって人間を支配してやろうという感情的な行為だったんじゃないかとも思います…
クイーンは自分という存在に自信を持っていないからこそ、女性に対して暴力を振るい、それを正当化できるんですよね…
本当にコンプレックスの塊みたいな奴ですが、結果的にヴィンスモーク家の人間であり最もソラに似ているサンジによって倒された事で、結局、クイーンは完全にソラに拒絶されたという事かも知れない…