カイドウは漢字で『魁動』？｜ワノ国の明王
ワノ国の明王
現実世界の仏教における明王は、仏の教えである仏法を守る神格であり、仏法を蔑ろにするものを懲らしめたり、仏法に背を向ける存在を捕まえ、力づくでその教えに帰依させるような働きをする存在ですが、反面、仏法に帰依するものを加護する存在でもあります。
ONE PIECE世界の仏教のような宗教における明王が同じような存在であるのかは定かではないですが、カイドウがワノ国で明王と呼ばれていたのは、カイドウとオロチによる支配を受け入れ、奴隷として従順に生きるものは仏法に帰依しているのと同じであり、加護するまでとはいかなくとも生きる事は許されていたが、歯向かう者には容赦ないというイメージからだったんじゃないかと思います。
甲塚は、自分達が生きていられるのはカイドウとオロチのお陰であると言う姿勢を本心ではないにしても表しているものが皮肉としてそう呼んでいたか、オロチがそのような立場であるというキャラクターづけをしたのではないかと思っています。
それは、カイドウが力づくで民衆に自分という存在を受け入れさせている事になら、ある意味は現実世界の明王と同じではないかと思うんですよね…
カイドウが自分の技に明王の名を使っているのは、明王であるという自覚を持っている証だと思いますが、甲塚は『カイドウ』という名前の元ネタはその明王の中でも最高の存在である『不動明王』にありそうな気がするんですよね…
