ロックス・D・ジーベックの人物像や強さ|弱肉強食の権化
弱肉強食の権化
甲塚は、カイドウはロックスの影響が強い思想の持ち主であろうと考えているのですが、カイドウの考え方は完全に『弱肉強食』であら、強い者が弱い者を支配して当然であり、それが自然の摂理だと考えているように感じられます。
ロックスが世界の王になろうと理由は、自分が世界で一番強い男だという自信から世界を支配する資格を持つのは自分だけであるという確信だったんじゃないかと思います。
世界で一番強いと自負している者に怖いものなどないでしょうから、ロックスは何の躊躇もなく世界政府に牙をむき、天竜人にすら遅いかかっていた…
確かな実力に裏付けされたその痛快さが魅力だったのではないかとも思いますが、甲塚はロックスという男は、自分について来れない人間は容赦なく切り捨てていたのではないかと思います。
また、騙して捨て駒にしたり、手を組んだ者に対しても簡単に裏切り行為なんかをしていたのではないかと思いますが、それはまた強ければ回避できる事であり、ロックスからすれば『弱い奴が悪い』という理屈で良心が咎めるなんて事はなかったんじゃないかとも思います。
それはドフラミンゴがルフィに倒された際、カイドウが『それも一重にお前の弱さ』と切り捨てていた事からも伺えますが、そういう極端な考え方を持ち、その考え方を素直に言動に現す人間は、道徳や常識を重んじる人間からすれば『ロクでもない』と見える事は多く、リンリンがロクでもない男だと言っていたのは、そう言う意味だったんじゃないかと思います。
弱肉強食の思想には、弱者を労わるような考えはないわけですから、弱さは悪であり、強さが正義という事になります…
ロックスからすれば彼の行動は、多くの人間は強者に従うと言う習性がありますから、頭さえ潰して自分がその立場にとって変わればいいだけと言う簡単なゲームだったのではないかと思います…