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リンリンとカイドウの海賊王観|ONEPIECE1040話考察

ワンピース考察
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リンリンとカイドウの海賊王観|海賊王とはなんなのか?

 

海賊王とはなんなのか?

カイドウの、また、そのカイドウに大きな影響を与えているだろうロックス、二人の目指すところは『海賊王』という名前の世界の王だったかと思えます。

カイドウはキングことアルベルとの出会いの際に『世界を変えられるのか?』と尋ねられ、『おれにしか変えられねぇ』と自信満々に答えていましたが、若きカイドウが世界を自分のように変えようとしていた事は間違いないでしょう。
また、ロックスも世界を変えようとしていたと捉えてもいいかと思います。

しかし、それはおそらく、この世で一番強い者が世界の王となり、支配するのだという思想だったかと思います。

ルフィとロジャーの共通点は『支配』に興味がなく、支配するのもされるのも嫌だという事であり、ルフィは『この海で一番自由な奴が海賊王だ』と自分の海賊王観を明確に言葉にしていましたが、第1040話でのリンリンのロジャーに対する恨み言を見るに、カイドウもリンリンも海賊は『奪い、支配する者』であるという旧時代の海賊的思想をずっと引きずってきたのではないかと思います。

ルフィは『海賊王になる』という言葉を何回言ったかわからないですが、それは言い換えれば『一番自由な奴になる』という意味だとも言えるでしょう。

そもそも、世界で唯一絶対の支配者は自分の好き勝手に世界を作っていく事はできるでしょうが、常に支配者である必要があり、自由だとは言えないのではないでしょうか?

また、誰にも頼らず、誰からも頼られずというようなミホークのような孤高を貫く事も自由だとは言えるでしょうが、ルフィはそんな寂しい生き方はしたくない…

また、ルフィは誰かに助けてもらわないと生きていける自信が無いとも公言していますが、その代わりに自分を助けてくれたり、一緒にいて面白いと思う人間は年齢性別問わず『友達』であり、友達は絶対に守ろうとしますよね…

ルフィにとって支配とは、自分の人生を、ま周りの人間の人生をつまらなくするような馬鹿げた行為なんじゃないかと思います。

カイドウやリンリンが魅力的に感じる事が、ルフィやロジャーにとっては窮屈で面白くない事なんじゃないかとは感じますね!

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