世界政府誕生の理由|虚の玉座について
虚の玉座について
聖地マリージョアにある『虚の玉座』は、世界唯一の王を頂かない、独裁者を生み出さないという誓いの証であるようですが、表向きはそうであり、実際はその主であるイム様が存在していますよね…
しかし、それ以前に『天竜人』という存在があるということは、独裁者がいるのとさほど変わらない状況ではないでしょうか?
天竜人達は世界会議で決まった事などには口を挟まないようですが、それは興味が無いだけであるように思えますし、実際、世界会議編では天竜人からみれば地上の王族すら奴隷に過ぎないという表現があり、神が人間の理屈を通す必要は無いとまで言っているのですから、イム様の存在以前に、地上の国々の平等を簡単に破壊するような存在はすでに独裁者であるはずです。
『虚の玉座』は、イム様の存在以前に意味が無いものだと思いますが、『虚の玉座』は『空の玉座』でもよかったと思うのですが、わざわざ『虚』という字が当てられているところにも意味があるでしょう。
中身がありそうで中身が無い世界政府という組織の本質が『虚』という字に現されているように思います。
しかし、何故、こんな組織が誕生したのでしょうか?
もしかしたら最初の20人は、本当に平和と平等の世界を作るという理想を掲げて世界政府を作ったのかもしれませんが、自分達が特別な存在としてレッドラインに移住した時点でそれは崩壊しており、自分達が作ったものを自分達でブチ壊しています。
しかし、もしかしたら誕生からしばらくははまだ権力が暴走しておらず、最初の20人やその子孫達も尊敬されていたりしたのかも知れないですが、甲塚は、世界政府は一部の強力な力を持った人間が世界を支配しやすくする為に作ったものであるようにしか思えないんですよね…
バラバラにしておくよりは、国々を一つのルールでまとめておく方が非常に便利ですからね…
世界政府とは、イム様や天竜人達が地上を支配する為に作り出した管理システムなんだろうと思います!