ロブ・ルッチが世界政府を正義と考える理由|法秩序と自由
法秩序と自由
甲塚はルッチは『平和至上主義者』だと考えますが、それは民衆を守るというわけではなく、あくまで『平和』を守るという意味です。
平和は、法と秩序の元で成り立つものだと思いますが、その法と秩序が弱く絶対ではないから平和は崩れたりする…
だからこそ、法と秩序は強くあらねばならないとルッチは考えていて、今の世界の法と秩序が形を成した天竜人という『神』のような存在が、人間には必要なのだという信念を持っている…
また、その『神』がどんなものであっても、それを畏れることによって平和が維持されるなら、それでいい。
存在するだけで正義であり、それ故に神は筋を通す必要はないというセリフが口から出るのでしょう。
また、ルッチは平和ならはみ出そうとする自由を求める人間も悪だと考えているのかも?
何者にも従わず、自由に振る舞う輩は必ずし平和を壊す種になると考えているフシは見えるように感じられますね。
過去記事にて、赤犬サカズキは法家思想の持ち主なんじゃないかと書かせて頂いていますが、ルッチも似たような考えの持ち主なんだろうと思います。
絶対の権力者が存在して、はじめて世界は平和になるという、天竜人達からすれば非常に都合のいい思想の持ち主なんじゃないかと思います。