ワノ国の将軍の意味|合議制国家?民主主義?
合議制国家?民主主義?
ワノ国には花の都と兎丼、希美、九里、白舞、鈴後という五つの里が存在し、五つの里はそれぞれ大名家によって統治されていましたが、ONE PIECEには他にそんな国は登場していないですよね?
王が国全体を支配していて、国を明確に分割して、それぞれ統治する形は他にありません。
ワノ国がその形態をとっているのは、もしかしたら元々は合議制で政治を動かしていたからではないか?
将軍が独断で全てを決定していたなら、他の国と同様に将軍の人柄や能力が国の運命を左右する事になり、暴走する事もあるでしょうが、何か重大な事を決めるのに将軍が取りまとめ役であり他の大名達と話し合ったり多数決で物事を決定する方が危険度はより低くなります。
ワノ国は元々、そのように国の方針を決定していたのではないでしょうか?
それは他の国々より進んだ考え方であり、悪政に走りにくい制度であるように思えますし、民主主義により近い考え方ですね。
現在、世界政府は世界会議という合議制を取り入れており、その結果七武海制度が廃止されました。
ワノ国は、それを一国家単位で行っていたのかも?
ワノ国がそういう形の国だったりしたなら、それはもしかしたらオハラのクローバー博士が言及していた五老星が危険視していた巨大な王国の『思想』がそういうものであり、ワノ国は巨大な王国の思想の影響を受けた国であり、その思想とはやはり民主主義的思想だったんじゃないかと思えます。