ヤマトとカイドウの親子関係と力差｜自由を勝ち取る戦い
自由を勝ち取る戦い
ヤマトにとって、カイドウとの戦いはおでん様の意思を継ぐとかワノ国に開国以前に、自分の人生を勝ち取る為の戦いだと言えるでしょう。
冒頭でカイドウは自分の子であるヤマトを奴隷のように扱っていると書きましたが、ヤマトがルフィと共にカイドウを倒し、海に出るという夢を果たす事は、奴隷が自らの意思と力で主人の支配から解放される事になります。
フーズ・フーは太陽の神ニカについて話していましたが、ニカは人々を笑わせ、苦悩から解放したり奴隷を解放するという存在であるようですが、ニカというのがどんなに強い男であっても、一人で人々を救う事なんてできず、人々は自分の意思でニカと共に不当な支配と戦ったのだと思います。
奴隷という存在は支配者のエゴと被支配者の諦めの心が生み出す歪んだ人間関係であり、それを本当に変える事ができるのは暴力以前に人間の心のあり方の変化だと思います。
ヤマトはエースに指摘されたように、やはりカイドウの支配を恐れ、諦めていたのだと思いますが、待っていたルフィが鬼ヶ島に来た事により、腹を決めたのだと思います。
その思いは28年間支配されてきた分大きく、必ずヤマトに実力以上の力を与えてくれるでしょう。
甲塚はヤマトは必ず一度は優位に立つだろうと思いますが、その時にカイドウがどんかリアクションを見せるのか、今から非常に楽しみにしています！
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました！
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