ONEPIECE921話ネタバレ!カイドウが明王である事の考察|国家の守護神カイドウ明王
国家の守護神カイドウ明王
ワノ国は、実質カイドウが支配しているようですが、表向きの支配者、執政者は将軍である黒炭オロチであり、ワノ国の民衆は二重支配されている形になっているように見えます。
カイドウは
『国を守る明王』
として扱われていると、921話では明かされていました。
これは、ワノ国の最高権力者であるはずのオロチよりも上の存在があると言う事になり、政治上、民衆に対してカイドウの存在を合法的にしておく必要があるのでしょう。
おこぼれ町の老婆が正座姿で手を合わせて拝むという高度をしていた事から、ワノ国には仏教のような宗教が根付いているようですね。
そこから察するに、カイドウの存在はこのように説明されているのでしょう。
『ワノ国は、正しい考えを持った将軍が、正しい法律によって、正しい民衆を治める正しい国家である。よって、それは神仏により守護されて当然であり、現に我々はその守護をうけている。その守護神こそ、ワノ国守護の明王たるカイドウである』
これによって、カイドウは『明王』として大義名分を持ってワノ国を我が物とできているのでしょう。
しかし、花の都で華やかな生活をしている士族達にはそんな大義名分がまかり通るとしても、身分制度上『下人』とされている人々にはそんな政治上の方便が通用するわけもなく、カイドウは国家を滅亡に導く鬼神であり悪神であり、破壊神であると写っているはずです。
あの、おこぼれ町の拝む老婆の姿を見れば、それは一目瞭然でしょう。
どのような大義名分があっても、民衆を苦しめる存在は須らく『悪』であるはずです!