菊之丞VSカン十郎｜カン十郎の真意とは？
カン十郎の真意とは？
カン十郎は、完璧な悪役を演じきって死にたいと考えているはずです。
自分が救いようのない完璧な悪役として死ぬ事で『勧善懲悪』の物語が完成する、と考えいるような気がするんですよね。
そうする事で、光月家が善であり、黒炭家が悪だという事がよりハッキリすると…
カン十郎がオロチの配下となったなった頃には、カン十郎は光月家を、ワノ国を恨んでいたと思えます。
しかし、やはりおでん様や仲間達からなんの影響も受けないなんて事は考えられないんですよね…
それが20年後に飛んだ後、光月家と赤鞘が国を滅ぼそうとした大悪人にされているのを見て、カン十郎はそれだけは違うと、自分が救いようのない悪党を演じ続け、赤鞘達に討たれる事によって表現しようとしていたのかも知れない。
それは無論、役者としてだけでなく、人間としての感情が多分に入っている事であり、カン十郎の精一杯だったんじゃないか？
カン十郎は黒炭への迫害により目の前で両親を殺されているようですが、やはり、それを忘れたり許したりは理屈ではなく、絶対にできなかったと思うです。
光月家による勧善懲悪の物語…
それがカン十郎にできる精一杯だった…
カン十郎は最後に言うのではないでしょうか…
全て筋書き通り。
おれは完璧に演じ切れた…
おれの出番は終わりだ…
だが、お前達の舞台はまだ続く…
ワノ国を開国せよ！！
そう言い残して、カン十郎は息を引き取る…
なんだかそんな感じの妄想が頭に浮かんでいますが、さて、カン十郎はどんな最期を迎えるのでしょうか？
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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