ビッグマムとルフィの和解はあるか?|海賊の仁義
海賊の仁義
海賊は基本的には凶悪な犯罪者であり、自分の快楽や利益のためには他人を踏みつけにするのは当たり前という非道な存在ですね。
リンリンとカイドウはその海賊の頂点に位置する『四皇』なのですから、基本的には彼らが何をやろうと止められるような人間はほとんどおらず、止められるとしたら同等の力を持つ者か、彼らが嫌われたくないとか、利益に関わるような人間しかいない。
それ故に、自分が治めるナワバリの有様は自分の色がしっかりと出てくるはず。
リンリンは『おリン』の時の記憶はそのままですから、ワノ国がどんな状況なのかはよくわかっているでしょう。
今のワノ国は、カイドウの色がそのまま現れていますよね?
しかし、リンリンの万国は寿命を取られるという恐ろしい掟はありますが、国は栄え民衆は飢える事なく平和に暮らしていますし、どちらかと言えばリンリンや子供達は民衆に頼りにされ、慕われているようにも見えます。
国を治める王の資質には歴然の差があるように思えますね。
しかしまあ、王の資質つまり覇王色は、支配力の強さであり、どう治めるかは関係ないのかな?
リンリンはおそらくワノ国の民衆に対して『気の毒だねぇ』くらいの感情はあり、また、自分に親切にしてくれたおこぼれ町の人達についてはその思いも格別だったと思います。
おこぼれ町の人達は自分達も食べる物が無い中、リンリンにお汁粉を振る舞い、また、貧しい中でカンザシをくれたりもしました。
おこぼれ町の人々はリンリンに無償で親切にしてくれたわけですが、リンリンからしたら、それはマザー・カルメルに優しくしてもらったのと重なるような事だったかもしれない。
また、リンリンからしたら、おこぼれ町の人々はカイドウから虐めに虐め抜かれてきたわけです。
それを、最後には焼き払ってしまうというのは非道な海賊といえども決してやってはいけない事だとリンリンは判断したのでしょう。
おそらく『お前みたいな奴とは組めない』!
リンリンは今、そう考えたからページワンを殴り倒したのでしょう!
『仁義を欠く』と言ったりしますが、それは、一般的にそれだけはやってはいけない事をやってしまう行為について言われる言葉で、リンリンは、カイドウと百獣海賊団は非道からも更に外れた文字通りのケダモノ集団
だと改めて認識したと思います!