ONEPIECEワノ国でのカイドウに敗れたキッドの現状について|不良少年の挫折
不良少年の挫折
キッドはカイドウに敗れるまでは比較的順調に海賊として名を挙げてきたと思われます。
しかし、甲塚的にキッドはルフィをスケールダウンしたような人物であるように思えるのです。
その理由は、やはり海賊として突き抜けたものがないということにつきます。
まず、ルフィの天竜人殴打事件。
甲塚的には、あの時点でルフィとは決定的な差が出ていると思います。
ルフィの行動には友人ハチが撃たれたという明確な理由があり、キッドとは立場が違いましたが、ルフィの行動を面白がっていた反面、
『イカレている』
と表現した事です。
これは、天竜人に危害を加えるとどうなるかをわきまえており、それを行う事を正気ではないと思っているということです。
キッドは『覚悟』を口にした事がありますが、ルフィに比べればその『覚悟』も足りないように思えます。
また、キッドには必要以上に他者に自分の力を認めさせようとする節があります。
戦いに敗れ助けを乞う敵に対し、それ以上を望む点です。
自分より弱い者に対して、徹底的に自分の主義を押し付けるというのは、小物のやる事であり、それは偶然カイドウと遭遇してしまった時に証明されてしまいました。
キッドは、カイドウに完全にビビっていました。
これは非常に残念でした。
ルフィは四皇相手にも全く怯む様子もないのに、キッドは完全に額に汗をかいてドン退きしていました。
しかも、カイドウを目の前にして、
『やるしかねぇのか…』
というあのセリフ。
キッドとアプー、ホーキンスが狙っていたのはシャンクスの首であったはずなので、そういう意味もあるかも知れませんが、甲塚的には、
『逃げ出したいが、逃げる事すら叶わないので、やるしかない』
と意味にしかとれませんでした。
戦わずして逃げ出したなら、その相手には一生打ち勝てないでしょう。
しかし、果敢に挑んだ事は評価できるでしょう。
キッドはカイドウに敗れて、初めて本当の挫折を知ったのではないでしょうか?
世の中には、上には上がいるもので、そんな存在に出会うたびにそれを乗り越えないと一生海賊王になどなれません。
今までキッドが倒してきた敵のレベルはわかりませんが、ルフィのように10億越えはないはずです。
カイドウに敗れた今、キッドの海賊としての真価が問われていると言えるでしょう。
まとめ
甲塚的には、キッドはカイドウに敗れた事でかなり成長しているのではないかと思います。
自分より圧倒的に強い者が存在するという現実に直面した今、そこから成長しない事にはルフィのライバルになる資格もありません。
今のままでは単なる不良少年の延長でしかなく、本物の海賊になるのなら、もう一度カイドウに挑み、せめて一撃を加えるくらいの活躍を見せないと汚名返上はないでしょう。
厳しい事を書きましたが、最悪の世代、11人の超新星は将来ルフィの傘下にはいるためではなく、ルフィのライバルとして作られたと信じたいです。
相棒キラーもいますしね!
キッドの成長を楽しみにしておきたいと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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