王翦の態度はどうなんだ！？｜倉央ブチ切れの真の理由
そんな王翦の驕りの部分には、内心は倉央も側近としていたわけですしこれまでは口には出すとも気づいていたのかもしれませんが、これまでの倉央は倉央自身にも少しそういう面があるので、その事については倉央は怒っていたのでは無いかと思います。
そしてあのブチ切れた時に言っていた、勝てる方法があったのにそれをしなかったから、亜光と田里弥が死んだというのは本心でしょうが、もっと言えばそのせいで、愛しの糸凌を一時的に失ったかもしれないと思わされ本当にそうなっていてもおかしくなかったのだと、そして生きてはいたが片腕を失ってしまった事に対する怒りも多分に含まれていたのでしょう。
それなのに、勝とうと思えば勝てたと言うのはじゃあ、此度の戦で命を失った将や兵に対してどういうつもりなんだ！なんだその態度は！となるのは当然でしょうね。
しかし、倉央ブチ切れのおかげで、珍しく王翦も倉央が正しいと認めていましたし、自ら敗者の雄弁ほど見苦しいものは無いとしっかり反省もしていたようですし、ただ横で太鼓持ちのように機嫌をとっていただけの五千人将の辛勝とは器が違う所を倉央は見せてくれましたね。
