王翦の敗戦後の動き｜真正面から戦で討ち取るのは不可能
王翦は退却後もこのまま終わるわけには行かないと考え続けるでしょう。
いかにすれば李牧打倒を果たせるかと。
しかしながら王翦軍の現状を見ても、司馬尚とまともにやりあえる将も居ないし、ましてや側近の将軍を複数失った王翦軍の弱体化は軽いものではなく、この辺りはおそらく一時的にと言う条件付きかもしれませんが飛信隊から5千人将の羌瘣のレンタルの打診ををするのではないでしょうか？
この後の史実からの王翦の戦歴を見ても楊端和と羌瘣と行動を共にしている事が多いので、羌瘣は王翦と戦歴を共にすることにより飛信隊に戻ってきたときには信と肩を並べ将軍になっているのではないでしょうか？
王翦軍の弱体化の補強は羌瘣以外にも人材の補充なども行われるかと思いますが、それでも元々勝てる戦しかしないという王翦の性格上、今後李牧を趙国から剥ぎ取るためであっても真正面から戦で彼を討ち取ることは不可能だという結論に至るのだと思います。
