キングダム725話ネタバレ確定速報!|十字型陣形の弱点
十字型陣形の弱点
李牧はかつて呂不韋との対面の際に自分の事を臆病な男であり、臆病である分、人より知恵が回るだけの男だというような事を口にしていましたが、それは多少のリップサービスはあったとしても、李牧の正直な自己評価だと思いますら。
臆病は慎重という事になりますが、李牧は明らかに慎重な戦い方をする男であり、ある程度の安全性が確認できないと、これまでのような数の圧力で押しつぶすような戦い方はできない…
圧倒的優位な状況だけに余裕があり、立ち止まって考えられる余裕があるわけですが…
十字型の陣形ならば中心部で桓騎が指揮をとっている可能性が高く、そこを集中的に攻め桓騎を討ち取る事ができれば戦いは終わりですし、少なくとも桓騎軍を崩壊させる事はできるでしょうが、斜めから中心部に突撃すれば挟み撃ちにされてしまい、大打撃を受ける可能性があり、できる限りそんな事はしたくないし、状況的に時短して勝たねばならない事もなく、できるだけ安全に敵を崩したいのが本音ですから、李牧はしばし孰考して、この陣形には特筆すべき危険性さなく、それこれそ今の李牧の方針である『正攻法』を試すようです。
それは、十字型の十字の先端を攻撃するというもので、要するに安全に少しずつ削る事で桓騎軍を徐々に弱体化し、時期が来れば一気に踏み潰せば良いみたいな戦い方なんでしょうが、その戦法を選択するようです。
李牧達は大軍ながら補給線はなんの心配もないですし、攻め急ぐ必要は皆無ですから、桓騎が何をしてこようとドッシリと構えていれば負けはないように思いますが、桓騎の動きには、やはり人間の心を騒つかせるような、不安を煽るような上手さがあり、李牧が慎重にならざるを得ない状況を作り出し、李牧がそれにハマっている可能性はあるでしょうね…