キングダム712話ネタバレ確定速報！壁の出番！｜王翦の危機感
王翦の危機感
北東軍が崩壊した事により、桓騎達は予定の半数に満たない１４万の兵力で宜安に向けて進軍中という報せを受けた閼与に駐留中の王翦軍では軍議が行われるようですが、その中で１万の兵を援軍に送るという案がでてくるようですが、王翦はまだ様子を見ると、すぐには援軍を送らない方針をとるようです。
王翦は閼与の攻城戦にて想定の３倍の損害を受け、軍の立て直しの為に閼与に残ったわけですが、敵地のど真ん中で想定以上の事が起こったという状況に危機感を覚えたからだろうと思われます。
『想定』と言っても、王翦の事ですから、かなりシビアで緻密な考えを元に出されたものでしょうから、その３倍の損害を受けたという事は、趙を滅ぼすという戦いが想定の３倍は困難であるという見方をしているのかもしれません…
そこには亡国の危機と桓騎の虐殺による敵の将兵の異常な士気の高さ、また、失脚したはずの李牧が返り咲いているという事実が見え隠れしているという事が大きく影響し、王翦は自分達が既に敵の策の中にはめられているという実感があるのかも知れません…
しかし、王翦からしてもあくまで勘であり、勘で軍の進退は決められず、秦軍全体が逃れられぬ罠の中に自分達からハマり込んでいくしかないという状況に追い込まれているという『危機感』から、王翦は援軍を送るのは時期尚早と判断したのではないかと思います。
というか、王翦は全く援軍を送らないという展開も考えられますね…
王翦は攻める立場ながら、閼与が抜かれたなら、趙の勢いは止める事が出来ず、ここ数年の戦いが無駄になると考え、閼与防衛の為に守りに徹するような姿勢を見せるかも？
