李牧の策は司馬尚が来ない理由が切り札｜李牧の狙いは？
李牧の狙いは？
李牧は宜安での決戦までに敵の兵力を半数にまで削るという目標を立て、その為の策を実行中だと思いますが、敵の兵力を削ぐというのは当たり前の事であり、それにより宜安の戦いに勝機を見出すという事であろうかと思われますが、李牧は宜安、また肥下の戦いに勝利するというところまでしか考えていないという事はないはずです。
歴史上、李牧は肥下の戦いで桓騎を破ったあと、破竹の勢いで秦に奪われた領土を取り返していく事になっていますが、趙はこれまでの戦いでかなり消耗し、疲弊しているはず…
扈輒軍の10万を斬首されたのも兵力的にかなり痛いはず…
また今回の戦でも更なる消耗は避けられないはずですよね…
肥下の戦いで大勝利したとして、そこからの破竹の進撃に対しても、かなりの兵力が必要であるはず…
もしかしたら李牧はどこからか援軍を連れてくるのではないでしょうか？
趙は秦の他、魏、斉、燕という中華の三国と北は騎馬民族と国境を接していますが、そのどこからか援軍…というか、兵力を買い入れて隠し玉として用意したりしているのではないかと思います。
趙の民衆から徴兵する事も可能でしょうが、それをあまりにやりすぎると、国の食糧の生産性が落ち、復興がやりづらくなります…
趙は経済的にはかなり裕福そうですから、自国からではなく他国から兵を買い入れるというのも不可能ではないように思いますし、また、他国も秦が中華を統一しようとしているのは知っているわけですから、援軍要請に応じるという可能性もあるでしょう…
甲塚は、斉の王建王にも桓騎の大虐殺事件の話は耳に入っているだろうと思い、王建王のの動きが気になっているのですが…
あの王ならば、自国の人間を売るというような発想はありうると思います。
それなら、直接斉が動いたわけではないですからね…
