舜水樹と虎白公は対桓騎特化任務|想定の3倍の被害
想定の3倍の被害
王翦軍は閼与の城を落としたわけですが、王翦が想定していた3倍の損害を被ったようです。
李牧は閼与で敵戦力の半数を削りたいと言っていましたが、王翦の想定の3倍の被害が李牧の思惑に相当するのかはわからないところですが、少なくとも王翦はそれを重く受け止めているようです。
王翦はおそらく、桓騎の虐殺を受け、敵が実力以上の力を発揮して必死の抵抗を見せる事は予想しており、それを踏まえて被害を想定していたと思いますが、敵は決戦前の前哨戦と言える戦でその3倍に当たる力を発揮したわけですから、これからの戦いでは今回以上の力を出してくる可能性があるとも考えるでしょう…
故に、攻める立場ながら秦軍は劣勢にあると言う想定の元で戦わねばならない…
いかに天才である王翦とて、一国を滅ぼすような戦は初めてでしょうし、しかも桓騎による虐殺という凶行がそれを更に困難なものにしている状況も踏まえ、もしかしたら、この戦に勝機を見いだせないまま宜安での決戦に臨む事になるのかも知れません。
負け戦は絶対にやらない王翦ですが、次の決戦は歴史上、大敗がわかっている戦ですよね…
もしかしたら、王翦は今回は趙を滅ぼす為の策を見出す為の戦いと位置づけて考えるかも知れないですね…
閼与の戦を見るに、やはり凄まじい恨みをかっている桓騎の存在は足を引っ張る形になっていると思えます。