李牧VS桓騎、桓騎の大敗の原因は｜桓騎の弱点
桓騎の弱点
桓騎はおそらく、李牧が築かせた邯鄲防衛の為の長城沿いに進軍し、邯鄲への入り口に当たる宜安に到達し、そこで李牧と対峙する事になるでしょうが、王翦はそれをすでにシミュレーションしており、宜安を抜く策を考え出しているのではないかと思います。
しかし、史実では桓騎は宜安を守っいた将軍を倒すようですから、李牧はおそらく誰かに宜安の防衛を任せ、自らは李牧を罠に嵌めるような活動を始めるのではないでしょうか？
桓騎軍は太行山脈を越えて進軍し、宜安と赤麗という土地を陥落させるようですが、おそらくは、わざと連なる山脈と長城という囲いの中に誘き寄せるという戦法を取るのではないでしょうか？
『行きはよいよい、帰りは無い』というような作戦…
敵を自陣深くまで誘き寄せ、退路を断って殲滅するというのは戦の常套手段ですが、李牧は読みやすいその作戦を桓騎の心理をついて見事に成功させるのかも？
李牧は桓騎の弱点を見抜き、把握しているようですが、その弱点をついた心理作戦なんじゃないかと思いますね…
桓騎の弱点については過去記事にも色々と書かせて頂いていますが、もしかしたら、桓騎は他人の意見を取り入れることができないという面があるのかも？
野盗として、そのような戦い方しかできないのかも？
王翦は、李牧の策を見抜き、桓騎に策を授けるが、桓騎はそれに従うをよしとせずに、自分の考えのままに突っ走り、李牧の策にはめられていく事になるとか？
敵陣深く斬り込んだ時、それは圧倒的優位であり、また最も危険な状態にあるとも言える状況ですから、そこが桓騎と李牧の才の優劣が決まるところだったりするのかも？
一国を滅ぼすというのは、やはり簡単ではないんですよね…
