呪術廻戦241話ネタバレ!|相方喪失
相方喪失
変わらず芸人活動を続けていた高羽と相方…
二人のピンチャンというコンビ名でやっていたようですが、やはりお客さんから支持を得られる事はなくライブでも最低評価をつけられるような事が日常的だったようです…
とあるライブではネタの善し悪し以前に吐き気がするとアンケートに書かれていたようですが、それはまさに人格の否定ですよね…
かなり酷い内容ですが、アンケートの内容からは学ぶべき事も多いはずで、それから目を背けてはいけないと思いますが、高羽は先輩から万人にウケるなど無理な話だというようなフォローをされ、そのフォローに乗っかってしまっていたようですが、これも独りよがりと言わざるをえない…
お客さんの感想から目を背けてしまい改善を拒絶してしまえば成長はないですよね…
また、高羽はある日、相方から解散を口にされてしまいます…
高羽はもうちょっと頑張ってみようと相方を説得しようとしてみますが、相方はもう30代も折り返すような年齢になり、同級生達は仕事でも家庭でもしっかりとした大人になっているのに、いつまでこんな事を続けるつもりだと言われてしまい、それ以上は何も言えなくなったようです…
先が見えない芸人生活…それをいつまで続けるかと言われたら売れるまでというのが答えかと思いますが、なら、いつ売れるんだと言われたら返すと言葉はないですよね…
高羽はついに独りになってしまったわけですが、それでもお笑いを捨てる事はできなかった…
高羽はピン芸人として活動していく事になったわけですが、こうなりたい、こういう仕事がしたいというような夢は妄想としていくらでも膨らんでいくわけですが、それにはやはり中身がない…
相方から言われた『いつまで続けるんだ?』という問いに対しても自分が面白いと思うことをやり尽くすだけだという答えしかない…
夢は呪いに似ていると言いますが、高羽の様子を見ているとまさに呪いにかかっているように見えますし、また、自分自身が呪いそのものになってしまっているようにも感じられます…
それが今に繋がっているのかも知れないですが、当時の高羽は完全にその呪いにやられてしまっているように感じられます…
高羽は自分は子供の頃から真面目で他人に厳しい嫌な子供であり、周りから嫌われたと自分の人生を顧みる…
相方が高羽とお笑いをやっても楽しくないと感じた原因がそこにあるわけですが、高羽は子供の頃にそんな自分を変えたくて精一杯ふざけてみた結果、周りを笑わせる事ができ、どんどん友達は増えたようです。
しかし、結局、相方は出来なかったとも考えます…
つまり、周りに好かれようと自分を偽りのふざけてみても、それは自分ではない、本当の自分を理解してしてもらっているわけではないというような思いがあり、それが高羽の芸を独りよがりなものにさせてしまっていたのではないかと思います…
それは高羽の信念ではあるものの芸人として正解であるかは本人にも誰にも分からない…
高羽はおそらく人間としての高羽と芸人としての高羽を別個ではなくイコールとして捉えており、それで売れなくては意味がないといると考えなんだろうと思います。
それは、考えたネタではなく高羽自身が面白い人間である必要がある非常にハードルが高い理想だと感じられますが…