僕のヒーローアカデミア408話感想考察|追ってもすり抜けていく
追ってもすり抜けていく
駆藤は与一救出失敗の時から全身に違和感があり、その原因を調べていたようですが、三代目ブルースがその原因をつきとめ、駆藤には生来の因子と出来損ないみたいな小さな因子があるという…
AFOには触られていないからその影響でないのは明らかであり、可能性があるとしたら与一…
駆藤は自分の中に与一の意志が残っているように感じられているようですが、それがOFA…?
また、同時にAFOも与一に与えた異能が消えたのは、最後に与一に触れた時に自分が足りない部分を補う為に奪ったのではないかと感じているようです…
この時、AFOにとって与一は所有物ではなく、自分に足りないものだったと自覚したのかも知れないですね…
また、AFOと駆藤は同時に、自分の中に与一の意志がある事を自覚したようです…
与一の意志とは、AFOとOFAは合わせて一つの異能であり、与えるも奪うも世界一優しい力になったかも知れないのに…という想いであるかのような雰囲気ですが…
AFOはOFAの補助により魔王ではなく、救済の神になれたかも知れないという事じゃないかなと思いますし、AFOもそれを理解しているのかも知れないですが、彼は魔王になる道を選択したのかも知れないですね…
他人の心を操る術を身につけ、奪い支配し、他者の生殺与奪の権を握る者として君臨する…
与一の意志があるとしても、彼はそれに拘ってしまったのかも?
異能は与えられても、彼には他者に与えるべき優しさや愛情が欠如していた…
彼にとって与一は、ただ欲しいだけなのに追っても追ってもすり抜けていく存在だったようですが、それは他者に与えるべき優しさを手に入れたいのに手に入らないという事だったのかも知れないとも思います。
本来は一人で生まれてくるべき存在が二人に分かれてうまれてきたという運命の悪戯…
それがAFOを苦しめ、その苦しみから逃れる為に、AFOは奪う事を繰り返すしか出来なかったのかも知れない…
そのやりきれない想い…本人が本人に説明し理解し得ないような想いを、自分に弟を壊させ奪った駆藤にぶつけるしかAFOにとって苦しみから逃れる術はない…
しかし、駆藤を壊したとてそれから逃れる事はできず、今も苦しみ続けているというような状態にみえますが、今、その駆藤の面影がある爆豪が目の前にいて、また自分の欲しいモノの前に立ちはだかる…!