僕のヒーローアカデミア350話ネタバレ！｜燈矢から荼毘へ
燈矢から荼毘へ
そして今、燈矢は、焦凍に一度家に帰っていたのだという…
以前とは変わってしまった自分だが、自分が生まれてきた事には意味があったのだという事を死の前に確認しておきたかったのでしょう…
しかし、自分はすでに死んだ者として『過去』にされており、自分を見なくなってしまった父親が焦凍を見ているという事から、自分は失敗作だったのだと理解させられ、自分の存在に意味は無かったのだと感じた…
燈矢はいう…
自分という存在の意味について現実を知り、色々と限度を超えると、自分を形作ってきたものが白黒反転するのだと…
それはおそらく、ヒーローとは真逆の世界との関係性が出来てしまったという意味だと思いますが、そういうヴィランとなってしまった自分が家族と再会するのには、弱いままでいたくなく、炎を鍛えるのに専念し、自分の身体がどうなろうと何も感じなかった…
燈矢は家に帰った際に自分の写真が飾られている仏壇に手を合わせ、自分に別れを告げ、荼毘に生まれ変わったようですが、全ては自分を失敗作として見なくなった父への復讐の為であり、エンデヴァーというヒーローが名をあげる度に感情が激しく昂ったようですが、それがまた荼毘の身体を崩壊させない力になっていたようですね…
氏子は、荼毘は悠久を生きようとするOFAとは真逆に、ひたすら死に向かい進み続ける存在だと表現し、また、荼毘の炎は魔王OFAすら見放した偏執狂の死炎だという。
自分の血肉を炎に変え、拘り続ける父にとって大切なものを全て焼き尽くす事こそが自分が生まれてきた証だと焦凍に向かって叫ぶ荼毘！
赫灼熱拳という技を発動した荼毘は最早、人間大の地獄というような姿に変わりましたが、荼毘は燈矢という純粋に父親を求める子供の心が、自分を見てくれないという地獄の苦しみの只中にあると言う状態を体現したような存在であるように見えますね…
人間の心は、生きたまま地獄に落ちる…
しかし、それは何かのキッカケで次の瞬間には変わるかも知れない…
焦凍は、兄を地獄から救うキッカケになる事ができるのでしょうか？
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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