ガンダムジオン・ズム・ダイクンの死因や思考の考察|最後に
まとめ
『ジオン公国』を名乗り、地球連邦政府に対し独立戦争を仕掛けたギレン・ザビは、『ジオニズム』を巧みに利用し、それをスペースノイド至上主義、優性主義に置き替えて選民思想を煽った。
地球から全てを支配し、地球を汚すアースノイドを完全な悪とし、宇宙生活者を来るべき新人類であるとした思想は、時代にもマッチしており、それは長く続くスペースノイドとアースノイドの対立の元となったと言える。
選民思想は危険な思想であり、選民思想は選民思想を呼び、争いは果てる事がない。
戦争とは大義名分と大義名分、正義と正義の激突であると言えるが、ダイクンが最も望まない形で『ジオニズム』は長く宇宙世紀の争いの種になってしまった。
『一年戦争』は、現実世界の太平洋戦争をモデルとしたと言われているが、図式としてはまさにピッタリくる。
ダイクンの思想は理想主義であるのかも知れないが、現実世界ではインターネットの普及により、精神的に国家や人種の壁は薄くなってきている。
インターネット世代こそ、現実世界での『ニュータイプ』と呼べるのかも知れないと、私は思います。
それが本当に戦争を必要としない世界への一つに道になる事を、私は望みます。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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