スノーボールアース仮説|ダイナミックに変化する地球の環境
スノーボールアース仮説地球は過去に氷に覆われていたについてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
皆様は、地球は大昔は氷に覆われていた星だったと聞いた事はないでしょうか?
氷河期の頃のような赤道付近が凍結していなかったものではなく、地球全てが氷で覆われていた時期。
それをスノーボールアース仮説と言います。
この記事ではそのスノーボールアース仮説について
- スノーボールアース仮説とは?
- スノーボールアース仮説の流れ
- スノーボールアース仮説|地球が再び凍結する日が来る?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
スノーボールアース仮説とは?
スノーボールアース仮説とは?
地球は、緑の星や水の星などの呼ばれ方をしていますが、誕生以来ずっと同じ状態だったわけではありません。
過去に数度の氷河期があった事は誰もが知っていることだと思います。
しかし近年では、地球が全て氷に覆われていた時代があったという説も出てきているのです。
これがスノーボールアース仮説です。
これまでは、氷河期であっても、赤道付近は凍結はしていなかったと考えられてきました。
というのも、全面的に凍結すると太陽光をほとんど反射してしまい、地球が暖められずに温暖な状態に戻れないと思われていたからです。
とこりが、スノーボールアース仮説では、地球がスノーボール(全球凍結)状態になった後でも、再び温暖化が始まったと言います。
それではいったいどのようにして地球が丸ごと氷漬けの状態から、元の緑の星の状態に戻れたのでしょうか?
全球氷状態から緑の星へ
およそ8億年前、海に藻類などが発生し、それらが光合成することで、大気中の酸素濃度が高くなっていました。
同時に、地殻運動によって植物が海へ押しやられた結果、光合成にともなう二酸化炭素の発生が減少しました。
この二酸化炭素という【温室効果ガス】が減少したことにより、地球上の熱が宇宙へ逃げてしまい、地球は徐々に冷えていったのです。
やがて地表や海面を氷が覆うようになると、太陽光のほとんどが反射されてしまい、地球を暖めることができなくなって、寒冷化が一気に進みます。
そして最終的に地表は厚さ3,000mもの氷に覆われてゆくのです。
これが地球全球凍結の流れです。
やがて、海底や地中の奥底で生き残っていた生命の活動や火山活動によって、大量の二酸化炭素が放出されると、再び温室効果が高まっていきます。
それによって、地上の温度が上昇し、地球は凍結状態から脱出したと考えられています。
スノーボールアース仮説の流れ
スノーボールアース仮説の流れ
①光合成生物による酸素の放出と地殻変動の影響により、大気中の二酸化炭素が減少します。
②二酸化炭素による、温暖効果が弱まり、地表や海面が氷に覆われ始めます。氷が太陽光を反射することで寒冷化がいっそう進んでいきます。
③やがて地球表面は氷に覆われてスノーボール(全球凍結)になります。この状態が数千~数億年続いたと考えられています。
④火山活動や生き残っていた生物活動などによって大量の二酸化炭素が放出され、再び温暖効果が高まって氷が解け始めます。露出した地表面が太陽熱を吸収することで、さらに温度が上昇します。
スノーボールアース仮説|地球が再び凍結する日が来る?
地球が再び凍結する日が来る!?
このスノーボールアース仮説は、地質学的な証拠も発見されていることから、地球史学では主流となりつつあります。
また、最近の研究では、全球凍結は一度ではなく、数回は起こっているのではないかと見られています。
過去に起こったことが今後は起こらないという保証はありません。
映画の【デイ・アフター・トゥモロー】のような、地球温暖化のよる気候の変化が全球凍結の引き金になるかもしれないのです。
今こそ自分や自分が属する会社やもっといえば国家の利益のみ考えるのではなく、地球全体の事を1人1人が考えて二酸化炭素の排出についてを考え直さなくてはいけないと甲塚は地球の過去を振り返ることにより最近思うようになってきています。
自然の力や、突発的に起こる何かによってもたらされる事は、もうこれは仕方ないとしか言いようがありませんが人が人の手により自分たちが住む環境を破壊するほど愚かな行為はありませんからね。
我々の子孫の為にも地球を緑の星、水の星と呼ばれる姿のまま継承していくことは我々の務めではないでしょうか?
この記事でご紹介させて頂く内容は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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