オリエント3巻ネタバレ!内容に感想と考察|大高節炸裂!の1巻
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この記事では12月17日に発売されたオリエントの第3巻の内容と感想から考察を、
- オリエント3巻ネタバレ!内容に感想と考察|圧政者を倒し、領民を救う!
- オリエント3巻ネタバレ!内容に感想と考察|大高節炸裂!
- オリエント3巻ネタバレ!内容に感想と考察|青鬼退治と鬼鉄刀
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
オリエント3巻ネタバレ!内容に感想と考察|圧政者を倒し、領民を救う!
オリエント3巻ネタバレ、感想と考察~武蔵、小次郎、つぐみ…鐘巻武士団誕生!?
本日、大高忍先生の戦国浪漫譚『オリエント』の最新第3巻が発売されました!
この記事はそのネタバレと、読んでの感想と考察です!
圧政者を倒し、領民を救う!
2巻にて、つぐみとの出会いから小雨田武士団と関わる事になった武蔵と小次郎は、一見気さくそうな小雨田武士団頭領の小雨田英雄の本性を見、その狡猾な精神支配を受けて苦しむつぐみの姿を見ました。
そして、小雨田領を襲う津波のような木霊鬼の群れから領民を救うべく、武蔵と小次郎はつぐみに協力する展開となりました。
小雨田英雄は、木霊鬼との戦に、武士のみならず非戦闘員である領民をも、戦力として投入しようとします。
領民達は逃亡を考えますが、敵前逃亡は重罪であり、それは個人ではなく連帯責任という形で裁く事を領民に告げます。
武士の本懐は、弱者を守る事にあるはず…
この小雨田英雄は、最早武士としての資格がありません!
そこに、颯爽と現れるつぐみ!
英雄の暴挙から領民を救うべく、己にとって最大の恐怖というべき存在である英雄に、初めて明らかな反抗の姿勢を見せました!
武蔵と小次郎の助けもあり、領民に逃亡のチャンスが到来しますが…
領民はつぐみと同じく英雄に恐怖を抱いており、彼から課せられる連帯責任を恐れて誰一人動こうとしません。
愕然とするつぐみ達!
本気になった英雄は、つぐみを一方的に攻撃します!
つぐみの闘術は英雄から手ほどきを受けたものであり、師匠と弟子には歴然の実力差があるようです。
しかし、つぐみは痛みと恐怖を乗り越え、恐怖そのものである師匠に挑み続けます!
こういう流れを描かせると、大高先生の筆致が冴えに冴えわたりますな!
そして、つぐみは自分が真に恐れていたものに気づきます。
英雄から決別した後に自分に待ち受ける『孤独』、そして生きる上での指針をなくす事に、つぐみは恐怖していたのです…
しかし、その二つは自ら克服すべきものであり、それを得る事で、人は大人になります。
自分の居場所は、自分で選び、自分で作るもの!
それを悟ったつぐみは、鬼鉄刀の力を引き出し、ついに英雄を乗り越えます!
つぐみの姿を見て領民も奮い立ち、木霊鬼の群れが迫り来る来る領内から逃亡を始めます!
英雄の喚く声も、最早領民の心を縛る力はなく、木霊鬼の群れが生み出す轟音に掻き消されていたようです。
しかし、逃げ遅れたつぐみ…
そこに小次郎と武蔵が現れ、つぐみを救出しました!
その5日後、つぐみは家族とも言える領民達と再会を誓い合い、小雨田領を後にします。
家族に囲まれ、居心地のよかった故郷…
つぐみは今、大人になるためのたびに出発したのです!